航続距離700km超、テスラMedel 3のライバルとして小鵬のニューモデルP7が発売
4月27日、小鵬汽車オンラインで「如7而智」をテーマに発表会が開かれた。発表会で、会長兼CEOの何小鵬氏は、同社の第2モデルである「小鵬P7」を正式に発売すると発表した。新エネ車補助金適用後の小売価格は22.99-34.99元となる。
「小鵬P7」は超長航続距離スマートカーに位置づけられ、NEDCの総合航続距離は最高706kmで、中国国内の走行シーンに適した自動運転ソリューション「XPILOT 3.0」をサポートしている。
自動運転は、小鵬P7のセールスポイントの1つとして、量産車最強の自動運転ハードウェアアーキテクチャを持っている。14個のカメラと5個のミリ波レーダーと12個の超音波センサーで360度の二重感知融合システムを構成している。このうち、遠、中、近前方の3つのカメラと側方前方のカメラは180度以上の視野をカバーし、より狭いカーブの車線線を認識し、近距離の車両を認識することができる。
測位能力の面では、「Autonavi高精地図」を採用しており、精度はデシメートル級に達しており、車線レベルの測位を実現する基礎となっている。また、トリプル高精度測位ハードウェア(GPS+RTK+IMU)を使用することで、グローバルな測位精度をセンチメートル級にすることができる。
このほか、自己位置推定と環境地図作成技術(SLAM)の使用により、P7の相対測位精度が0.3%以下になり、3つの技術が相互に補完し合うことで、立体交差、トンネル、悪天候下での自動運転の安定性と安全性を効果的に向上させることができる。
また、「XPILOT 3.0」は中国で初めてNNIDIAの「Xavier」コンピューティングプラットフォームを搭載した自動運転量産ソリューションで、このコンピューティングプラットフォームは毎秒30兆回の演算を実現し、現在主流となっている「EyeQ4」プラットフォームの演算能力の12倍となる。
それだけではなく、XPILOT3.0コンピューティングプラットフォームとXPILOT2.0コンピューティングプラットフォームのハードウェア上で完全に独立しており、相互に冗長性があり、XPILOT3.0コンピューティングプラットフォームのコアモジュールは、自動車の機能安全性の最高レベルASIL Dに達しており、安定性と安全性を効果的に保障している2つのコンピューティングプラットフォームを配置している。
また、Bosch iBoosterが提供する正確な制御機能により、P7では高速道路での自動運転や自動駐車支援など、高度自動運転支援機能が実現されている。
パワートレインの面では、ボッシュのスマートブレーキ制御、ブレボーブレーキシステム、CATLの高エネルギー密度バッテリーを使用し、フロントダブルウィッシュボーン+リア5リンク式独立サスペンション、iBoosterのスマートブレーキ、スマート連続アクティブ制振システム、高性能3 in 1電気駆動を採用している。
小鵬P7はNEDCの最高総合航続距離706km、(四駆版)4.3秒の0-100km/h加速タイムと、35m未満の100-0㎞/h制動距離を実現している。
小鵬副総裁の徐吉漢氏は率直に「P7を開発する時、ターゲットはModel 3だ」と言った。テスラのMedel 3長航続距離版の「NEDC」の航続距離は668㎞だ。