Xpeng、「自動運転支援」モードで走行中に衝突

湖南省岳陽市のあるXpeng(小鵬汽車)ユーザーはこのほど、XpengのハイエンドEVのP7を運転して「『自動運転支援』XPILOTをオンにして走行中、道路上で横転している車に衝突した。P7は何のアラームやアクションもなく、減速もせず、そのまま突っ込んでしまった」と明らかにした。

Xpeng側は、「高速道路では静止状態の物体を識別するのが難しい。車両の説明書にも書かれているが、静止物の識別には失敗する確率が高い」と説明したうえ、事故を起こしたユーザーに「1年間の車両延長保証を贈りたい」と提案した。

同ユーザーは「気が散ることはなく、両手もハンドルから離れていなかった」と自分の過失を否定している。その後、自分は何度もXpengに走行データの提供を要求したが、提供してくれなかった。今のところ、双方は合意できていないという。

自動運転はここ数年セールスポイントとなり、新たに発売される車は、「なんちゃって自動運転」機能搭載を宣伝していなければ、良い車とは認められない風潮が広まっている。

昨年8月12日、あるNIO車ユーザーが自動運転と称される「NIO Pilot(NOPナビゲーター状態)」をオンにした後、交通事故を起こして死亡した。

その後、Xpengは自社公式サイトで、「XPILOT 3.5 自動補助運転(自動運転支援)システム」と呼ばれる独自の高度運転支援システムの表現を密に「XPILOT 3.5 智能補助運転(スマート運転支援)システム」と変更した。

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