複数の関係筋によると、日産自動車と中国のパートナーである東風集団はDiDi（滴滴出行）と交渉を進めており、DiDiの配車サービスやカーシェアリングサービスの車列を管理する合弁企業を設立する計画だ。

上記の情報筋によると、DiDiのネット配車サービスのために日産・東風が車両を設計·製造する可能性を模索していると述べている。また、車両はバッテリー駆動型電気自動車のみで、最終的には自動運転車の可能性があると。

この提携は、日産が中国の新エネ車の生産割当要求を満たすのに役立つ見通し。フォルクスワーゲンとDiDiも昨年、似たような合弁企業を設立した。

別の関係筋は、DiDiは投資家の圧力にさらされており、より早く、より穏健な収益モデルを確立するよう求められていると述べた。

中国のダブルクレジット政策は、自動車メーカーを悩ませている。消費者に電気自動車のメリットを信じさせることは容易ではない。一方政府は電気自動車購入の手当てを削減しており、新エネ車需要が鈍化している。

コンサルティング会社Automotive Foresightのディレクター、チャン·ユー（Yale Zhang）氏は「日産などの自動車メーカーにとって、新エネ車の販売台数を確保することが優先課題である」と話す。