Weltmeisterが国有ファンドなどから100億元の融資を受け、中国版ナスダック「科創板」への上場を目指す

報道によると、威馬汽車(以下、「Weltmeister」)は22日、総額100億元のDラウンドとPre-IPO融資を完了し、これまでの10億ドルの融資予想を上回ったと発表した。

これはこれまで、中国国内の自動車スタートアップ企業にとって史上最大規模の1件当たりの融資だ。上場前の1件当たりの融資について、同じ自動車スタートアップ企業のNIOは最高10億米ドル、小鵬汽車は約5億米ドル、理想汽車は最高5億5000万米ドルだった。

同社はこれまでに、戦略投資家の上海汽車工業(集団)、インターネット大手の百度、国有ファンドの長江産業基金、トップレベルのVCO/PEベンチャーキャピタルのセコイアキャピタルなど、国内外の投資家を含む業界で最も多様な投資家を有している。

注目すべきは、今回の投資先である上海汽車工業(集団)総公司は上海汽車集団の持株会社で、上海国有資産委員会が100%持株していることだ。つまり、この力が注ぎ込まれたことで、Weltmeisterはすでに「上海派閥」というレッテルを貼っていたのだ。

WeltmeisterのDラウンドの融資額は過去のラウンドの融資総額の3分の1を占めており、今回のラウンドの投資者の多くは国有資産を背景にしている。これはWeltmeisterの海外上場計画にもマイナス影響を与えている。

情報筋によると、Weltmeisterはすでに米国への上場を断念し、株式制変更を開始し、中国版ナスダック「科創板」への上場に向けて準備を進めている。計画によると、Weltmeisterは10月に資料を公開提出し、来年初めに上場する。

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