Pony.aiの自動運転車がアメリカで宅配便運送

新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンや外出自粛の影響で、オンライン注文や宅配便の需要が急増している。 こうした背景のもと、Pony.aiは4月17日、電子商取引プラットフォームのYamibuy社と提携し、人口20万人を抱えるIrvine市で自動運転による貨物配送サービスを提供することを明らかにした。

Yamibuy社は、カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置き、アジアの食品と家庭用品の販売を中心にビジネスを展開している。米国の消費者の90%近くが在宅状態にあり、宅配便の需要が急増しているため、多くの電子商取引プラットフォームでは対応が困難になっている。この問題を解決するために、アマゾンは以前にも、倉庫担当者や配送運転手などを含め、さらに7.5人を採用する計画があると表明した。

Pony.aiの自動運転チームは、現代自動車の電動コナSUVを10台改装して構成されており、各車両には1人の安全要員が配置されている。同社は、1台の車が1度に10~20個、1日に100個の注文を処理できると予想している。この貨物輸送サービスは真夏まで続く。

これらの自動運転車はプラットフォーム上で注文を受け付け、現地の物流配送センターが小包を仕分け、その後、これらの車は顧客の郵送先住所まで直接運転し、安全担当者がドアの前に置くか、顧客がトランクから自分で受け取ることができる。すべての過程は接触なしで行われる。

新型コロナウイルス感染対策期間中は、 多くの自動運転車が医療機器や物資輸送に使われているが、例えば、北京では百度と新石器(Neolix)の無人車が食事配達と消毒に使用され、フロリダでは新型コロナウイルス試験サンプルの輸送にはNavyaの自動運転シャトルが使用され、デンバーとバークレーでは自動運転貨物車を使用して消毒用品、マスクなどの衛生用品を輸送するなど、感染リスクを軽減している。

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