Banmaは車載SNS「CarChat」を上汽のニューモデルRowe RX5 MAXに初搭載

上汽(SAIC)は28日、浙江省烏鎮で世界初のスマートコックピット車種「Rowe RX5 MAX」の量産を発表した。これは世界初のBanma車載SNS「車信」(CarChat)を搭載した量産車でもある。

Rowe RX5 MAXは、ガソリンエンジンとプラグインハイブリッドの2種類がある。公式販売価格はそれぞれ11.88-18.98元と21-24万元で、10月中旬と下旬に発売される予定。

Rowe RX5 MAXは、SKY EYEシステム、AR-Driving実景運転支援システム2.0版、L2+級AI-Pilotスマート運転支援システムなどのBanma車載システムを搭載し、Face IDを追加してドライバーを自動認識し、ナビの視野を広げてAピラーの盲点を取り除き、256種類のインタラクティブな雰囲気ランプ選択などのスマートコックピット体験を可能にしている。

発表会で、Banmaの郝飛最高経営責任者(CEO)は、Rowe RX5 MAXは同社の車載ソーシャルネットワークサービスCarChatを搭載した初の量産車となり、音声とハンドル操作で車外の友人と情報交換ができると発表した。実演によると、30文字程度のメッセージが音声認識されてから送信されるまでに約3秒かかる。

Banmaネットワーク社はアリババと上汽グループとの合弁で設立され、主に自動車業界全体にコネクテッドカーソリューションを提供する。2016年7月、AliOSベースの「斑馬智行」を搭載した世界初のコネクテッドカー「Rowe RX5」が発売された後、販売台数が急増して話題となっている。

Rowe RX5 MAXの発売に伴い、上汽の新しいスマートコックピット技術ブランドである「AICS」も同時に発表された。AICSは上汽傘下のハイエンド技術ブランドで、同社が開発した3つの理念の略語で、AI(人工知能)、Connect(コネクテッドカー)、Space(全次元空間)となる。

また、上汽グループとアリババグループは発表会場で、「上汽とアリババの戦略的提携深化枠組協定」を締結したと発表した。 両社は今後、BanmaネットワークとAliOSを戦略的に再編し、提携分野をモビリティプラットフォーム、自動運転、クラウドなどの分野に拡大する。 戦略再編後、アリババはBanmaネットワークの筆頭株主となる。


参考記事:https://36kr.com/p/5240700

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