アップルのCarplayを超えるか、ファーウェイHiCar、年内に発売開始

自動車業界では、多くの人は「なぜファーウェイのような企業が生まれなかったのか?」と問いかけている。 ファーウェイは車を作らないと公言しているが、自動車産業への進出意欲は決して小さくない。4月8日、ファーウェイの春季新製品発表会では、Volvo X40シリーズの純電動モデル「Polestar2」がステージに登場し、ファーウェイP40と車載スマートシステムのファーウェイHiCarとのインタラクションを実演した。現在、HiCarは最終調整段階に入っており、2020年内にHiCarを搭載した車種が正式に発売される見込みだ。

ファーウェイは、2013年にIoV業務部が設立している。業界では、ファーウェイは自ら車をつくるのではないかとの憶測が広がっている。 2019年5月までに、同社のスマートカーソリューションBU(ビジネスグループ)が正式に設立され、同社は自動車をつくらず、ICT技術に焦点を当て、自動車メーカーの自動車製造を支援することを外部に伝えた。

自動車の知能化への進化に伴い、アップル、グーグル、アリババ、テンセント、百度などのインターネット大手は、車内のスクリーンに目をつけている。アップルは、自社の車載システムCarplayを発売しただけでなく、自動車開発計画も進めている。ファーウェイは中国国内をリードするメジャーテック企業として、この大きなビジネスチャンスを見逃すことはないだろう。

ファーウェイもそれなりの技術力を備えている。発表会では、ファーウェイはPolestar2を通じ、スマホがどのように自動車とシームレスに接続するかを実演した。4月8日,ファーウェイはARマップ「ファーウェイ河図」も展示した。この地図は1平方キロメートル当たり40億の3次元情報ポイントを実現し、1:1で現実世界を再現し、高精度な空間計算をサポートし、AI 3D物体識別と虚実の光影追跡などの能力を備えている。

車載システムの大きな機能はナビゲーションと自動運転であり、ファーウェイのARマップが自動車に応用されれば、全く異なる新たな体験をさせてくれる。このマップは現在スマホP40シリーズにしか対応していないが、HiCarシステムへの移植は難しいことではないという。

公開された情報によると、現在、Polestar、アウディ、一汽、広汽、北汽、奇瑞、江淮など30社以上の自動車メーカーがファーウェイのパートナーに加入しており、HiCarを搭載する提携車種は120車種を超えている。

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