テンセント、TAI 3.0車載エコロジー・ネットワークを発表、年内に量産を実現へ

今年のCESに唯一参加した中国インターネット大手のテンセントは、コネクテッドカー、自動運転、路車協調などの分野での最新の成果を発表した。このうち、TAI 3.0車載エコロジー・ネットワークは今回のテンセントの目玉となり、2つの車載アプリ「テンセント随行」と「テンセント愛趣聴」が含まれる。

会場で、テンセントのスマートモビリティ副総裁の鐘学丹氏は、「インターネットとともに育てられた新世代自動車ユーザーは、常にオンライン中の習慣を身につけているが、運転中はスマホを使いにくくなり、オフライン状態がつづくことにより生じた心理的な不安は避けられないだろう」と述べた。

このため、同社はTAI 3.0車載エコロジー・ネットワーク・サービスを通して、ユーザーが運転する際にスマホの使用頻度をできる限り減らすと同時に、車載エコロジー・ネットワークを通じて比較的安全なインターネット接続を可能とし、乗車前、走行中、降車後の接続シーンを一体化して、人を中心とした「随行」サービスを実現する。

簡単に言えば、ユーザーが日常的によく使用されているアプリを車に持ち込み、車載アプリとして実現することで、ユーザーが運転中にスマホの使用を減らし、運転の安全性を高めることができる。

「テンセント随行」の主な特徴を3つにある。第一に、より効率的で安全な音声対話方式を提供していること。2つ目は、スーパーID(1つのIDで多くのアプリにログイン可能)と自動支払い機能がシステムから提供されていること。3つ目は、リアルタイムな情報の受け取りが可能となるプッシュ型サービス。

今回のCES期間中、テンセントはHarman(Harman International Industries, Inc.)と提携し、一体化したスマートコックピットを共同で開発すると発表した。両社は、Harmanのデジタル・コックプラット・フォームに、テンセントのTAI 3.0車載エコロジー・ネットワークのコア技術と製品を取り入れる。現場では、テンセントが発表したこの2つの車載アプリがすでにハーマン·デジタル・コックプラット・フォームでデモンストレーションを行っている。「テンセント随行」は今年中に量産車種に搭載され、実用化する計画だ。


参考記事:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1655858638370135633&wfr=spider&for=pc

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