ボッシュと江鈴汽車が合弁設立!軽商用車の電動化に向けた戦略的提携

ボッシュと中国の商用車メーカーである江鈴汽車は、10月24日に江西省南昌市で合弁協定を締結し、合弁会社を設立することを発表しました。この合弁会社は、軽商用車の電動化に関する開発と販売に注力する予定です。合意内容によると、合弁会社の登録資本金は5億元(約6300万ユーロ)で、ボッシュが60%の株式を、江鈴が40%を保有します。

新たに設立される合弁会社は、軽商用車の電動アクスルドライブシステムの開発、応用、生産、販売、サービスを担当します。ボッシュは電気駆動技術における豊富な経験を活かし、関連するコア技術を提供します。一方、江鈴汽車は完成車分野での経験と、国内市場におけるマーケティング力を活かします。両社の協力関係は過去16年にわたり続いており、初期のサプライヤーとOEMの関係から、重要な戦略的パートナーシップへと発展してきました。

ボッシュは2035年までに約3分の1のトラックにバッテリーが搭載されると予測しており、モビリティの電動化が炭素排出量の削減と将来の世界エネルギー需要の充足に寄与すると考えています。ボッシュが提供する電動アクスルドライブ、モーター、電子制御、完成車のエネルギー管理を含むトータルソリューションは、商用車の電動化プロセスに強力なサポートを提供します。

ボッシュスマートモビリティグループ中国区の王偉良総裁は、「商用車の電動化の波に対処する中で、ボッシュは技術のリードと品質の最優先を堅持し、極めて軽量でシンプル、かつ信頼性の高い電動化製品の開発に注力し、軽商用車の電動化を支援します」と述べています。この合弁会社の設立は、ボッシュが電動化分野での戦略を進める重要な一歩を示しています。

183