車載チップ不足が深刻化、トヨタの一部生産ラインが操業停止か

一部のメディアによると、トヨタの中国合弁メーカーである一汽トヨタと広汽トヨタはチップ不足のため、それぞれ生産ラインの一部が操業停止している。ただ両社ともチップ不足がどの車種の生産を影響しているか、具体的な減産台数は明らかにしていない。

販売店からの情報によると、Carolla、Allion、Camryは最近、メーカーの出荷が減っている。「チップ不足のためか、メーカーは続々と減産を続けているので、店頭に来る車は減少し、一部車種についてスペックによって在庫はないケースも増えている。在庫の補充は、早ければ10日、遅ければ1カ月かかるかもしれない」と、広汽トヨタのあるディーラーの販売マネージャーは記者に対して、「現在、Highlander とCamryの全シリーズには在庫がない。納車には予約が必要である。人気があるHighlander 2.0Tは2カ月ほど待たなければならない。Camryもスペック次第で、一部の車種は今月末にならないと届かない」と述べた。

ある車載チップ調達関係者は、「トヨタは業界の中でサプライチェーンの管理能力が最も高いメーカーで、チップが不足する前から何カ月分の在庫を抱えた。今トヨタでさえ減産を余儀なくされて、ほかのメーカーはさらに厳しい状況にあるだろう」と述べたうえ、車載チップの生産能力と受給ギャップを考慮すると、自動車業界のチップ不足は2022年まで続く可能性が高いとの見方を示した。

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