海外メディアによると、テスラの上海ギガファクトリーの拡張計画が延期になった。テスラの第3期拡張計画は生産能力を年間200万台に引き上げる内容で、2023年半ばから開始される予定であった。

現在のテスラ上海ギガファクトリーでは2022年に同社の世界生産台数の約52%にあたる71万台以上を生産した。しかし世界最大の自動車・電気自動車市場である中国の消費者の需要は経済成長の鈍化で打撃を受けている。テスラは、中国の景気が弱含みと判断していると同時に、米国本土やインドネシアなどアジア地域での生産体制の構築を進めていることを鑑み、上海ギガファクトリー第3期拡張計画の延期を決めたとの見方がある。