VW、9月から合肥市でRobotaxiの道路テストを開始

8月26日、VWの自動運転モビリディ・サービス・プロジェクト・キックオフ・イベントが合肥市で開催され、合肥市初の自動運転車テストナンバープレートを取得した。また、VWの自動運転テストチームが、イベント会場に登場し、今年9月から合肥市海恒社区でRobotaxiの道路テストを開始すると発表した。

同チームは改造された10台のアウディe-tron で構成され、L4級自動運転機能を備えているという。地元住民はVWのアプリを使って無料で車を呼ぶことができ、来年第1四半期にRobotaxiを一般に開放する予定だ。

VWグループ中国執行副総裁の蘇偉銘氏は、今回のテスト事業を合肥市に実施することを選択したのは、安徽省合肥市政府との緊密な提携に基づくものだと表明した。

2019年6月、VWと地場メーカーの江淮汽車は合肥市で自動運転車を発表し、オンライン配車や短期レンタルなどのサービスを開始している。VWによると、VWの中国子会社と江淮汽車は資源を統合し、自動運転タクシーと車列管理を含む自動運転サービスを提携して提供する。

また、VWと江淮汽車提携は合肥市のスマートシティへの転換を支援することを目的としている。つまり、VWグループは中国の自動運転の発展を見込んでおり、この最も重要な市場を見据えており、すべての自動運転への布石は「自動車メーカーからモビリディカンパニーへの転換」を目指している。

一方、業界関係者は、VWがRobotaxiのビジネスモデルを模索しても、短期的には利益を上げることが困難だと見ている。今後しばらくの間でRobotaxiは、成熟した製品にはならず、自動運転へのVWの取り組みのアピールにすぎない。

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