CAAM予測、2021年、新エネルギー車市場は180万台、2-3年後補助金廃止

12月11日、中国汽車工業協会(以下は「CAAM」)は2021中国自動車市場発展予測サミットを開催した。CAAM常務副会長兼幹事長の付炳鋒氏は会議で、今年の国内自動車市場の販売台数は2500万台で、前年比マイナス2%程度に落ち込み幅が縮小し、予想を上回る見込みだと述べた。

第1四半期、コロナ禍は自動車市場に急ブレーキをかけ、工場閉鎖、ディーラー営業停止、消費者外出制限などで、市場が大きく落ち込んだ。

CAAMによると、今年上半期の自動車市場は前年同期比マイナスとなり、うち2月の販売台数は前年同期比79.1%減の28万5000台にとどまった。1-6月の累計販売台数は前年同期比16.9%減の1025万7000台だった。

下半期になると、自動車市場の回復傾向が明らかになり、5カ月連続(7、8、9、10、11月)で8%前後の高い成長率を維持した。今年1-11月の累計販売台数は前年同期比2.9%減の2247万台で、減少幅は1-10月を1.8ポイント下回った。

付氏は、「今年下半期の国内乗用車市場の回復は、主に国と地方政府が自動車消費を促進する一連の政策を打ち出したことによるもので、規制地域における枠拡大、代替奨励などが含まれており、各地で打ち出した様々な販売促進キャンペーンも加わり、需要を顕在化させ、市場の回復に寄与している」と述べた。

11月の国内の新エネルギー自動車販売台数は前年同月比104.9%増の20万台に達した。今年1-11月の新エネルギー車の販売台数は前年同期比3.9%増の110万9000台だった。CAAMは、政府の新エネルギー自動車への支援と自動車メーカーの商品投入や販促などの努力により、新エネルギー自動車市場は下半期に大幅に回復したとの見解を見せた。また、現在の新エネ車補助金は2-3年後に完全に廃止されるだろうとの見方を示した。

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