ハイエンド市場に賭けるHiPhi(高合汽車)、事実上倒産か
最近、一部のブロガーの暴露によると、ハイエンドEVメーカーのHiPhi(高合汽車)は出荷停止や新規プロジェクト開発の停止を含むすべての業務を一時停止し、所有者からの提訴に対応する体制を整えているとの報道があります。
これまでにHiPhiの元社員が明らかにしてきたことと合わせると、20%の比率で人員削減を始め、50%を切った部門もあります。HiPhiが倒産寸前との噂が飛び交っているようです。
HiPhiはこれらの噂に対し、「弊社の運営はすべて正常で、研究開発、生産、マーケティング、納車などの各業務は正常に進行しており、今後デマを流した者に対して責任を追及する」と回答しました。また、HiPhiの内部関係者も、同社の現在の運営状況は良好で、資金繰りは安定しており、大規模な財務危機は起きておらず、市場変動の影響も簡単には受けないと述べました。
しかし、声明が発表された翌日の1月4日には、関係筋の情報として、HiPhiが多くのサプライヤー代金を滞納しており、BoschがHiPhiに供給していないようだとの報道が出ました。一方、HiPhi社内には別の活路を見いだそうとしている従業員もいるとの情報があります。
販売台数の低迷が続いていることが、HiPhiの難局をもたらしている要因です。設立当初から、HiPhiは成功しない道を選んできたようです。
HiPhiは2019年に高級EVブランドとして設立され、現在は3種類のモデルが販売されています。価格は50-80万元に設定され、ハイエンド市場を狙おうとしましたが、HiPhiの価格設定はブランドの知名度と合っていないため、非富裕層が手を出さず、富裕層が目に留めないという困難な立場に陥っています。2021年から2023年の平均販売台数は数千台程度にとどまっており、いつ倒産するかはただ時間の問題になっています。