新車販売台数の半分は嘘だとディーラーが暴露、LeapMotorは「事実ではない」と反論
最近、ベンチャー系自動車新勢力のLeapMotor(零跑)が販売データをねつ造したとの動画がネット上に出回り、話題を呼んでいる。ねつ造をメディアに暴露したLeapMotor済南販売店の店長の張氏は、昨年12月のLeapMotorの8493台の販売台数データのうち4916台が「水増し」であったと主張している。
張氏が提供したメーカーからの文書およびワーキンググループのチャット記録などの情報によると、2022年12月、LeapMotorは業務政策文書の中で、11月のT03とC11の2車種の在庫車両と、12月の新規販売車両の登録を完了しなければならないと店舗に要求した。もし100%完了できなければ、そのため発生した補助金損失は全額店舗が負担することになる。張氏によると、LeapMotor販売店の多くは、ノルマをこなすために、従業員や親族の名義で車両を購入し、登録した後、中古車として下取り販売するという。張氏は、LeapMotorの行為は、国から補助金を受け取るために、ディーラーに強制的にノルマを完成させている疑いがあると主張した。
一部のメディアは、複数のLeapMotorディーラーを通じて張氏の指摘の真実性を確認した。例えば、昨年末にナンバープレートを付けた状態の車がLeapMotorの店舗で販売されていることがメディアの取材で明らかになった。
乗連会(全国乗用車情報連席会)のデータによると、今年に入ってから、LeapMotorの販売台数は減少し、1-2月の累計販売台数は4337台にとどまり、昨年のピーク時の単月販売台数の半分にも満たなかったという結果が出た。3月1日、LeapMotorは2023年モデルを発表し、価格を見直し、うちC11やC01などの価格を大幅に引き下げ、最大引き下げ幅は6万元近くに達した。3月の同社販売台数は回復し、同月の販売台数は前月比93%増の6172台に達した。
LeapMotorは4月11日に「済南販売店による虚偽情報の拡散に関する説明」を発表して、LeapMotor済南販売店の店長の張氏が最近、メディアに同社のデータ改ざんに関する情報を暴露したことについて、社内で確認したところ、いずれも虚偽の情報であったと反論した。