乗連会:4月中国乗用車市場、販売台数は減少し 流通構造の課題が顕在化

5月8日、乗連会(中国汽車流通協会乗連分会)は速報統計データを発表しました。データによると、4月の国内乗用車市場販売台数は前年同月比・前月比で減少しました。新エネルギー自動車はガソリン車より販売状況が良好で、車種間の販売格差が拡大しています。月末には市場が回復する兆しが見られる一方、業界の流通構造に関する問題が顕在化しています。

乗連会によると、4月1日から30日までの期間、全国乗用車小売台数は140万6000台に達し、前年同月比20%減、前月比15%減となりました。今年1月から4月までの累計小売台数は562万8000台で、前年同期比18%減少しています。

卸売ベースの販売台数については、4月の乗用車卸売台数は213万台で、前年同月比3%減、前月比10%減です。4ヶ月間の累計卸売台数は799万7000台、前年同期比6%減となっています。

4月の新エネルギー自動車小売台数は88万3000台で、前年同月比5%減、前月比4%増加しました。年内累計小売台数は279万2000台、前年同期比17%減です。

新エネルギー車の卸売台数は122万台に達し、前年同月比7%増、前月比7%増となりました。累計卸売台数は394万9000台、前年同期比1%減少しています。浸透率に関しては、4月の新エネルギー車小売ベースの浸透率は62.8%、卸売ベースの浸透率は57.3%です。

乗連会の分析によると、4月上旬の自動車市場は低調でした。第一週は清明節の影響で、販売及び登録可能な営業日が少なくなりました。加えて四半期末の販売促進が終わった後、市場の販売ペースが緩み、小売台数が低迷し続けました。月末には北京モーターショーの開催をきっかけに市場が活性化し、小売データが明らかに改善されました。

また、国際原油価格の高騰により、車の維持費が上昇しています。その影響で市況の活気が低下し、ガソリン車と新エネルギー車の販売格差は3月よりさらに拡大しました。新エネルギー車の販売実績はガソリン車を上回っているものの、増加分でガソリン車の販売減少分を補うことはできていません。

業界全体の状況についてです。現在、国内の自動車市場は活性化が難しく、販売台数は2四半期連続で前年同月比減少しています。ディーラーは車を販売しても損失が出て、販売しなくても損失が生じる厳しい状況に置かれています。自動車メーカーの補助能力も低下し、業界内で悪循環が形成されています。現段階において、こうした流通構造の問題が自動車流通分野における最大の課題であり、適切な支援と改善対策が急がれています。

57

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です