死亡事故に対するNIOユーザーの態度二極化、理想とXpeng、宣伝文句修正を急ぐ

 8月12日、あるNIO車ユーザーが「NIO Pilot(NOPナビゲーター状態)」をオンにした後、交通事故を起こして死亡した。その後ネット上では、NIOが車を売るために自動運転機能を過大に宣伝し、ユーザーに未完成の自動運転技術を過信させているとの批判が殺到している。

 8月18日、一部のNIOユーザーはNOP/NPシステムに対する認識に関する「ユーザー共同声明」を投稿し、声明によると、NIOユーザーは現在、NIOのNOP/NPは、運転支援システムであって、自動運転システムや無人運転システムではないことを十分に理解しており、NIOがNOP/NPに対する紹介、宣伝は混同や誤解を招いていないため、メディアが「基本的な事実を理解したうえで」報道するようと呼びかけた。同声明は、NIOユーザーが車種とAppのニックネームを記入すれば書き込みができ、500人以上が声明に賛同しているという。

 NIO側は、「これはNIOユーザーが自発的に組織して出した共同声明で、会社と関係はない。署名者の具体的な人数もわれわれは知らない」としている。しかし、巷ではNIOの見解が信用されておらず、NIOの公式アプリで論争を巻き起こし、多くのNIOユーザーはNIOのアプリで「ユーザー共同声明を反対する共同声明」を発表し、短期間で多くのNIOユーザーから賛同を得ており、22日現在1万人を超えるNIOユーザーが「うそだ」、「代表されたくない」と反対の声を上げている。

 NIO車自動運転死亡事故発生後、NIOと同じEVベンチャーの理想汽車CEOの李想氏はコメントを発表し、誤解されやすい自動運転を含む宣伝を見直すようと呼びかけた。

 8月20日の報道によると、あるネットユーザーは、理想汽車の公式サイトで高度運転支援システムの名称が変更されていることに気づいた。同ネットユーザーが投稿したスクリーンショットによると、理想汽車はもともと「理想AD高級補助運転(高度運転支援)システム」という名称であったが、現在は「理想AD補助運転(運転支援)システム」に変更されており、「高級(高度)」の2文字が取り除かれている。

 理想汽車だけではなく、同じEVベンチャーのXpeng(小鵬)も独自の高度運転支援システムを密に名称変更した。

 Xpengの公式サイトは現在、その運転支援システムの名称を「XPILOT3.5智能補助運転(スマート運転支援)システム」と宣伝している。もともとは「XPILOT3.5自動補助運転(自動運転支援)システム」と呼ばれていた。

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