米国、中国製バン型セミトレーラーに130%の反ダンピング関税――相殺関税と併せて課税へ、最終判断は8月

米商務省はこのほど、中国から輸入されるバン型セミトレーラー(Van-Type Trailers)およびその構成部品について、不当に低い価格で米国市場に輸出されていると認定し、130.86%の反ダンピング関税を課すとの仮決定を発表しました。補助金相殺分を調整した後の実際の適用税率は130.76%となります。

米商務省が6月10日に公表した資料によると、本件は中国製のバン型セミトレーラーおよびその構成部品を対象としており、主に米国関税分類番号(HTSUS)8716.39.0040に該当する製品が含まれます。同省は2026年8月25日に、反ダンピング関税および相殺関税(反補助金関税)に関する最終判断を下す予定です。

本件をめぐっては、米商務省が2026年1月21日、カナダ、中国、メキシコから輸入されるバン型セミトレーラーおよびその構成部品に対する反ダンピング・相殺関税調査を正式に開始しました。その後、申立人がカナダ製品に対する相殺関税の申請を取り下げたことを受け、米商務省は5月27日にカナダ製品に対する相殺関税調査を打ち切りました。

さらに6月2日には、中国およびメキシコ製品に対する相殺関税の仮決定を公表し、両国企業が不当な補助金を受けていたと認定しました。このうち、中国製品に対する相殺関税率は最大128.78%、メキシコ製品に対する税率は最大62.67%とされています。

手続き上、今回の仮決定が「連邦官報(Federal Register)」に正式掲載されると、米税関・国境警備局(CBP)は直ちに商務省が定めた仮税率に基づき、中国から輸入される対象製品に対する反ダンピング関税の徴収を開始します。

課税対象には、中国から米国へ直接輸出される完成品や部品だけでなく、カナダなどの第三国を経由して米国へ輸入される中国製セミトレーラー用部品も含まれます。

また、今回の反ダンピング関税は、すでに公表されている相殺関税に上乗せして適用されるため、中国関連製品の米国市場への参入コストはさらに上昇する見通しです。

今回の貿易救済措置は、米国トレーラーメーカー連盟の申し立てを受けて開始されたものです。同連盟には、米国の主要トレーラーメーカーであるGreat Dane、Wabash National Corporation、Stoughton Trailersなどが加盟しています。

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