BYD、5月販売38.3万台で0.26%増――輸出16万台が過去最高、国内販売は19.5%減

6月1日、BYDは2026年5月の生産・(卸売ベース)販売)速報を発表しました。発表によると、5月の新エネルギー車(NEV)販売台数は38万3453台(うち、乗用車販売台数は37万6990)、前年同月比0.26%増となりました。一方、1~5月の累計販売台数は140万5039台で、前年同期比20.32%減となりました。

BYDはあわせて、各ブランドの5月販売実績も公表しました。王朝系(Dynasty)と海洋系(Ocean)の販売台数は33万215台、方程豹(Fangchengbao)は3万186台、騰勢(DENZA)は1万6303台、仰望(YANGWANG)は286台でした。BYDの新エネルギー車累計販売台数は、すでに1650万台を突破しています。

特に注目されるのは海外市場の伸びです。5月の輸出台数は16万644台となり、前年同月比80.7%増、単月として過去最高を更新しました。総販売台数に占める輸出比率は初めて40%を超えました。

現在、BYDの新エネルギー車は112の国・地域で販売されており、タイ、ウズベキスタン、ブラジル、ハンガリーの4カ国で海外工場の建設・運営を進めています。このうち、タイ工場とウズベキスタン工場はすでに稼働しており、ブラジル工場とハンガリー工場も今後順次稼働する予定です。

2025年には、BYDの海外販売台数が初めて100万台を突破しました。今後、海外工場の稼働拡大や販売ネットワークの整備が進むことで、海外市場における販売網のさらなる拡充が見込まれています。

一方、好調な海外販売とは対照的に、中国国内市場での販売には懸念も見られます。5月の中国国内販売台数は22万2800台にとどまり、前年同月比19.5%減となりました。背景には、第2世代ブレードバッテリーの供給能力が制約要因となっている可能性が指摘されています。現在、方程豹「鈦7」、宋Ultra、SEALION(海獅)06などの新型車では納車までに時間を要しており、ユーザーからは「納車が遅い」「待ち時間が長い」といった声も上がっています。

今後、第2世代ブレードバッテリーの供給能力の向上に伴い、BYDの中国国内販売は再び月間30万台規模に回復する可能性があります。ただし、年間販売目標である460万台の達成については、なお不透明な部分も残っています。鍵となるのは、第2世代ブレードバッテリーの供給と合わせて超急速充電ネットワークの整備状況、そして先進運転支援システム(ADAS)の普及ペースの2点とみられています。

BYDは今年5月、「シティナビゲーション運転支援補償サービス」の導入を発表しました。公式説明によると、「天神之眼A」および「天神之眼B」を搭載した新車のユーザーは、納車日から1年間、この補償サービスを利用できます。運転支援システムの作動中に発生した事故について、車両側が負担すべき経済的損失をBYDが全額補償するという内容です。また、OTAアップデートによって「天神之眼5.0」へアップグレードした既存ユーザーも同様のサービスを利用できます。

投入計画では、王朝系初のDセグメント・フラッグシップSUV「大唐」が6月中旬に西安で正式発売される予定です。さらに下半期には、DENZA N8Lや方程豹「鈦7」のEV版などが順次投入されるほか、「SEALION 05」や「夏L」を含む複数の新型車および改良モデルの発売も計画されています。

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